戦略リーダーシップ:リーダーシップのパラダイムシフト

リーダーシップのパラダイムシフト
それではリーダーシップにおいてどのようなパラダイムシフトが必要なのか。これはまさに時代の変遷の認識を前提としなければならない。この時代認識のおける所在がなければ、また従来のリーダーシップ論に陥ってしまうからである。
今までのリーダーシップ論は、その殆どが対人関係論においてのリーダーのあり方がその主体であった。これらの基本的な視点はリーダーシップとは対人関係における影響力であるという暗黙的な定義を前提としてる。 リーダーシップの考えにおいて、この影響力の行使は既存の組織構造や組織態勢を前提としている。すなわち組織をどう動かし、人をどう動かしていくかがその主眼をなっている。組織内に対する内向きの指向性である。
しかし、外部環境は目まぐるし想像以上の速さで変化し、その変化の内容は今まで経験した事のない異質な変化が連続的に起きてきている。こうした特徴のある外部環境変化において、第一義的な影響力をベースとするリーダーシップ論は有効性を発揮できるであろうか。
これは時代の変化を受けたリーダーシップのパラダイムシフトが求められいる。
こうした観点から、次の論として今日までのリーダーシップ論の変遷を見てみたい。

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