企業経営において、リーダーシップは常に重要なテーマであり続いている。しかし、これまでのリーダーシップは対人関係関係論を中心として、人に対する理解をもとに人の心理や行動を研究しながら、一般化することで理解を深めていこうとするもであった。
そのためリーダーシップ研究は絶えずその多面性と複雑性を内包し難題な性格を有している。
しかし、事実として一つだけ存在していることに気づく。それは、リーダーシップのあり方としてその時代の時々の状況に影響され、社会全体の環境変化を受け止めて、変遷しまた進化してきている。
この事実の基づくと、今の時代環境やこれからの環境変化から重要視されるリーダーシップのあり方やその姿が求められることになる。
これに立脚するとリーダーシップは単に人に対する影響力の行使や組織ダイナミズムの面だけで理解するだけでは十分とは言えない。
そして、リーダーシップにおいて見られるのは成果との問題である。成果という価値が見られなければリーダーシップに対する評価は得られない事実も存在する。成果を生み出して初めてリーダーシップ評価がされるのである。