4-2, ストラテジック・ポスチャー・プラニングのプロセス

ポスチャー・プラニングの基本フレームは下図のとおりです。 企業理念を上位に、戦略ビジョン、基本戦略、戦略実行計画、戦略成果目標という基軸の流れと捉えることができます。これに環境予測と、自社能力評価を連動させたもの、それが戦略策定プロセスです。

企業理念に環境予測と自社能力評価を組み合わせ、戦略ビジョンが導かれます。戦略ビジョンは単に将来を語るというより、戦略的な意図と意志を明確化するものです。前掲のとおり、SPMの基本として、環境の側から変化を読みとく姿勢がポイントです。新しい事業領域を定義するのもこの範疇です。

現在の戦略事業領域(SBA)に未来はあるのか、自社は将来の環境においてどのようなSBAを追求すべきかという命題に答えを出していく必要があります。 戦略ビジョンと将来のSBAが意味するところは一致します。SBAの選択は戦略策定の根幹に関わる問題です。

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