自己創造に向けた道筋は、大きく二つあります。一つは、将来の環境にどう適応するかということ、もう一つは想定外の事象にどう乗り越えるかということです。
一つ目は「自社を環境の中に位置づける対応」です。自社を環境内存在として、その姿(ポスチャー)を明示すること、これがストラテジック・ポスチャー・マメジメント(SPM)です。自社の戦略計画を明確にうち立てることとも言い換えられます。
二つ目は、リアルタイムに適応する、「戦略的重点課題の経営」です。これをストラテジック・イシュー・マメジメント(SIM)と呼びます。
これらを組み合わせることで、戦略による経営活動が日常業務活動として展開できるようになります。併せてその推進には、後述の成果を生み出す企業価値の向上、ストラテジック・パフォーマンス・マネジメント(SPeM)が必要になります。
これらの対応には、前提となる「戦略的マイオピア」と、環境の側から見る「成功戦略」がカギを握ります。