ベストセラー&ロングセラー『リーダーシップ論』最新作で、絶え間なく変化し続けるグローバルの中で生き残り、勝ち続けるための強力な組織の枠組みを提示する。
ジョン・P・コッタ―教授は、業界上位10~20%に入るトップ企業とそれ以外の企業について、ヒアリングなどを中心にして調査を行い、その違いを明らかにし、実践的な視点に立ち内容をまとめた。それは、今のピラミッド型組織を維持する形で、新しいフラット型組織を導入する点にある。
ジョン・P・コッタ―著 ダイヤモンド社 2015.7.4(2160)
本書は意思決定論やリーダーシップ論を超えた、人間行動論でもある。この中で示す「成功する意思決定プロセス」の条件と、「意思決定の4C」をはじめとする実践的な内容は、リーダーやマネジャーはじめ組織に関わる人々に示唆をもたらす。世界の不確実性を前に、必死に答えを見出そうとしても報われるとは限らない。重要なのは、意思決定の「結論」ではなく「プロセス」である。
ジャック・ウェルチの改革、ケネディの誤算、コロンビア号の惨事、エベレスト登山隊の悲劇、ノルマンディー上陸作戦など、ビジネスの世界だけでなく、多様な分野の事例研究によって著者が明らかにしたのは、人間性の本質に迫る洞察であった。
マイケル・A・ロベルト著 英治出版 2006.7.31 (1900)
著者ドク・サールズは「リナックス・ジャーナル」誌のシニアエディターで2006年から、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の情報技術社会センターのフェロー。インターネットと社会基盤の交差領域に関する研究にフォーカスしている。
顧客情報の多くは正しくない。顧客がポイントカードや会員割引きをどのように「使っている」のかはデータは教えてくれるがどのように「感じている」のかは教えてくれない。ビッグデータ+CRMの限界をついている。このままでは顧客の真のロイヤルティは得られない。顧客の「意思」で企業を選択する企業関係管理(VRM)に転換すべきとする。
トク・サールズ著 翔泳社 2013.3.14 (2200)