「A-segment」カテゴリーアーカイブ

レゴはなぜ世界で愛され続けているのか

知育玩具として世界中で人気のレゴブロック。しかし企業としてのレゴが、2004年に約3億ドルの大赤字を記録して倒産の危機に瀕し、その後驚異的なV字回復を果たした。

レゴが歩んできた軌跡、80年間ブランドを支えてきた基本理念、そして経営再建に向けて定めた「イノベーション7つの真理」を、スイスのビジネススクールIMDの著者が、企業幹部をはじめ多くの関係者への取材をもとに明らかにしている。

レゴが辿った軌跡は教訓として、劇的な環境の構造的変化のなかで苦戦を強いられている企業にとってイノベーションのベンチマークとなる。

レゴはなぜ世界で愛され続けているのか:日本経済新聞出版社2014.5.2120140814_2

デビッド・C・ロバートソン他著 日本経済新聞出版社 2014.5(1900)

世界で一番大切にしたい会社

米国最大手の自然食品スーパー「ホールフーズ・マーケット」の経営者ジョン・マッキーが30年以上にわたって実践し、成功を収めている経営スタイル「意識の高い資本主義」(コンシャス・キャピタリズム)を紹介している。

「意識の高い資本主義」とは何か。フリードマンに論争を挑み、ホールフーズと同様、すべてのステークホルダーに愛されながら富と幸福をつくり出している多くのコンシャス・カンパニー(意識の高い会社)、イケア、スターバックス、パタゴニア、コストコ、サウスウエスト航空、ジェットブルー航空、タタ、トヨタ、トレーダー・ジョーズ、ポスコなどを取り上げ、人類のつくり出した最高の仕組みである資本主義社会における企業のあるべき姿を提案する。

世界でいちばん大切にしたい会社:翔利泳社2014.4.1720140811_2

ラジェンドラ・シソーディア著 翔詠社 2014.4(2200)

リバース・イノベーション

「リバース・イノベーション」とは、途上国で最初に生まれたイノベーションを先進国に適応させるという、従来とは逆の戦略コンセプトのことを示している。それは、時として大きな破壊力を生み出し、先進国の既存企業を破滅させるような新市場を創出する事になる。本書は、このリバース・イノベーションのメカニズムと実践展開について、事例を交え示している。

リバース・イノベーション:ダイヤモンド社2012.9.1220140822

ビジャイ・ゴビンダラジャン他共著 ダイヤモンド社2012.9(1800)