ザ・ファーストマイル イノベーションの不確実性をコントロールする

本書では、アイデア(商品、サービス)を計画から現実に移行する重要な局面を「ファーストマイル」としている。クレイトン・クリステンセン教授が創設したイノサイト社の共同経営者として活躍する著者が、イノベーションを実現させるために必要な新たなツールを紹介する。

ザ・ファーストマイル イノベーションの不確実性をコントロールする 20150422

事例とともに、そこから得た教訓とノウハウを提示する。このファーストマイルは多くの起業家や企業内のイノベーターを悩ませることが多い。また、これらは行く手を阻む危険に満ちた時期でもある。現実に素晴らしいアイデアが市場に受け入れられた確率は1%以下に過ぎない。しかし、失敗原因はアイデアの良し悪しにはない。アイデアを推進するプロセスに存在していることが多く見られる。このファーストマイルを乗り越えるために何を準備するべきか。イノベーションの戦略アドバイザーの著者が、アイデアを市場で成功させるために必要な新たなツールと事例を通して得た教訓とノウハウを提示している。

スコットランド・D・アンソニー著 翔泳社 2014/12/1  (2800)

成功するイノベーションは何が違うのか?

本書の特徴は、クリステンセンの一連の研究成果を基にしながら、既存企業向けのスタートアップ・ツールのガイドラインとして整理している。デザイン思考、リーン・スタートアップ、アジャイル開発といったスタートアップツールを、いつ、どのように活用すべきなのかについて一連の関係を解説する。

成功するイノベーションは何が違うのか のコピー

「イノベーション実現メソッド」イノベーションが求められる新規事業の立上げなど、不確実な状況での課題に焦点をあてる。既存企業においてこの不確実性をどのように管理するべきなのか。数百社の企業やスタートアップを調査し、導き出された「イノベーション実現メソッド」という新しい方法論を示す。

ネイサン・ファー他著 翔泳社 (2015/2/9) 2800

未来企業

ビジネス書大賞を受賞した『ワーク・シフト』のロンドン・ビジネススクール リンダ・グラットン教授の新たなメッセージを示す。

世界はいま数々の深刻な問題に直面し、企業はいまこそ知識、技術、ネットワークを有効に生かしその「解決者」の役割を担うべきであると、している。世界、地域、組織の「レジリエンス」を高めるための経営のあり方とは、

そのために不可欠な新しいリーダーとは何か、企業の取り組みを紹介しながら「未来企業」の姿を示す。

19.未来企業:プレジデント社2014.8.1220140814

 

著者は人材論、組織論の世界的権威とされ、経営学界のアカデミー賞とも称されるThinkers50ランキングのトップ12に選ばれている(2011年)。フィナシャルタイムズ紙では「今後10年で未来に最もインパクトを与えるビジネス理論家」と賞され、英エコノミスト誌が選ぶ「仕事の未来予測する識者トップ200人」の一人である。

リンダ・グラットン著 プレジデント社 2014.8(2000)