世界で一番大切にしたい会社

米国最大手の自然食品スーパー「ホールフーズ・マーケット」の経営者ジョン・マッキーが30年以上にわたって実践し、成功を収めている経営スタイル「意識の高い資本主義」(コンシャス・キャピタリズム)を紹介している。

「意識の高い資本主義」とは何か。フリードマンに論争を挑み、ホールフーズと同様、すべてのステークホルダーに愛されながら富と幸福をつくり出している多くのコンシャス・カンパニー(意識の高い会社)、イケア、スターバックス、パタゴニア、コストコ、サウスウエスト航空、ジェットブルー航空、タタ、トヨタ、トレーダー・ジョーズ、ポスコなどを取り上げ、人類のつくり出した最高の仕組みである資本主義社会における企業のあるべき姿を提案する。

世界でいちばん大切にしたい会社:翔利泳社2014.4.1720140811_2

ラジェンドラ・シソーディア著 翔詠社 2014.4(2200)

リバース・イノベーション

「リバース・イノベーション」とは、途上国で最初に生まれたイノベーションを先進国に適応させるという、従来とは逆の戦略コンセプトのことを示している。それは、時として大きな破壊力を生み出し、先進国の既存企業を破滅させるような新市場を創出する事になる。本書は、このリバース・イノベーションのメカニズムと実践展開について、事例を交え示している。

リバース・イノベーション:ダイヤモンド社2012.9.1220140822

ビジャイ・ゴビンダラジャン他共著 ダイヤモンド社2012.9(1800)

これからの経営は「南」から学べ

『経営は「実行」』著者ラム・チャランの新著で、日米欧「北半球」の発想では戦略は失敗する。「南」のビジネスが常識となる今、我々は何をすべきか、これから「北」側に位置する企業に必要な戦略・組織構造・リーダーのスキルとは何かを問う。大変革する世界で勝ち残るための競争ルール、ノウハウを示す。

これからの経営は「南」から学べ:日本経済新聞出版社2014.4.2120140811

ラム・チャラン著 日本経済新聞出版社 2014.4(1800)

選りすぐりの経営書からひらめきを共有する