クリステンセン教授の「イノベーションのジレンマ」「イノベーションへの解」に続く第三弾である。しかし、この「イノベーションの最終解」は既に2005年に翻訳出版されている。今回再販において出版社が変わった。幸いに少しは読み易くなっている。
本書は、「イノベーションのジレンマ」、「イノベーションへの解』で展開してきた理論を、さまざまな業界に応用し、イノベーションがもたらす破壊を予見するための手法を示した。一連の到達地点といえる内容になっている。
クリステンセン他著 翔詠社 2014.7(2200)
関連記事
- 2015年4月22日 ザ・ファーストマイル イノベーションの不確実性をコントロールする 本書では、アイデア(商品、サービス)を計画から現実に移行する重要な局面を「ファーストマイル」としている。クレイトン・クリステンセン教授が創設したイノサイト社の共同経営者として活躍する著者が、イノベーションを実現させるために必要な新たなツールを紹介する。
事例とともに、そこから得た教訓とノウハウを提示する。このファーストマイルは多くの起業家や企業内のイノベーターを […]
- 2015年4月13日 未来企業 ビジネス書大賞を受賞した『ワーク・シフト』のロンドン・ビジネススクール リンダ・グラットン教授の新たなメッセージを示す。
世界はいま数々の深刻な問題に直面し、企業はいまこそ知識、技術、ネットワークを有効に生かしその「解決者」の役割を担うべきであると、している。世界、地域、組織の「レジリエンス」を高めるための経営のあり方とは、
そのために不可欠な新しいリーダーとは何 […]